標準ガーバー(Standard Gerber)を廃止
ガーバー(Gerber)ユーザー様向けニュースレター
拡張ガーバー(Extended Gerber)をお使いください。
標準ガーバー(Standard Gerber)は技術的に旧式です。
現在もご使用の場合、得られるベネフィットはなく、
お客様のビジネスならびにエンドカスタマーや連携会社のビジネスを
不必要なリスクにさらしていることになります。
標準ガーバー(Standard Gerber)は技術的に旧式です。
現在もご使用の場合、得られるベネフィットはなく、
お客様のビジネスならびにエンドカスタマーや連携会社のビジネスを
不必要なリスクにさらしていることになります。
Ucamco社は、ガーバーフォーマットの開発者かつ管理人として、本レターにて標準ガーバー(Standard Gerber)に関する重要な情報をお伝えいたします。
標準ガーバーは、技術的に旧式のフォーマットです。
- 「標準ガーバー」と称していますが、プリント基板データの転送を定義した基準ではありません。つまり、単位やアパーチャの定義といったものが、明解な規格に従っているわけではなく、決まりのない文書形式で記され、否応なく主観的解釈に任されています。結果として、規格化した安全な方法で、標準ガーバーファイルを装置で読み取らせることができません。
- 標準ガーバーでは、アパーチャの塗り潰しやベタ銅箔が必要になり、いずれもCAMでの手作業が必要で、プリント基板製造工程におけるコスト増、遅れ、リスクにつながります。
- 標準ガーバーは、属性に非対応です。
拡張ガーバーファイルであれば、装置で読み取ることができ、塗り潰しが不要で、属性に対応しています。実際に、あらゆるソフトウェアで拡張ガーバーの読み込みが可能で、新たに導入するソフトウェアの多くは、もはや標準ガーバーに対応していません。標準ガーバーを使い続ける妥当な理由が見当たりません。拡張ガーバーではなく標準ガーバーを使用することにより、自ら自分に不利益を課すことになります。
拡張ガーバーは、標準ガーバーに取って代わるフォーマットです。拡張ガーバーは最新のガーバーフォーマットです。従って、標準ガーバーファイルは、そのガーバーの仕様に適合していません。
完全規格化されている拡張ガーバーではなく標準ガーバーの使用を選ぶユーザーの方々には、その結果として生じうるあらゆる課題・問題に責任をもっていただく、それがガーバーフォーマットに関するUcamco社のスタンスです。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
Ucamco
マネージングディレクター
Karel Tavernier